NSV良導絡測定器
昭和25年、医学博士である中谷義雄先が、腎炎患者様の皮膚抵抗(電気がながれやすい=正常ではない)を調べたところ 、東洋医学の腎臓に関連の深い経路(腎経)の流れとよく似た走行で電気が流れることを 発見されました。
病気になるとは、バランス(自律神経の作用)が崩れた状態であり、電気が異常に流れやすくなります。(電気抵抗値が低い)
電気抵抗が高すぎる(交感神経の働きが過度=興奮)状態なら、体の機能を抑制させる様に、電気抵抗が低すぎる(副交感神経の働きが過度=抑制)なら興奮させる様に 自律神経のバランスを整えて健康な状態にしなければなりません。
この測定器で左右の一定部位、合計24ヶ所の皮膚電気抵抗を測定すると 体の弱っているところを見つけ出すばかりでなく、将来なりやすい病気も推定できます。
病の原因を見つけ、東洋医学の経路(目に見えないツボの流れ)を鍼灸治療で正常に戻していく治療を良導絡治療といいます。
当院では、良導絡測定器を用いて、先ず妊娠を難しくしている原因を探ります。その原因に対し 治療方針を決め、原因を取り除き、体全体を正常に戻し、妊娠しやすい体質に改善していきます。
良導絡(りょうどうらく)って?
簡単に言うと、字の如く良く導くつながりと思って下さい。
体に弱い電気を流すと、流れの良いつぼの路線や悪い路線がわかります。
その良し悪しで体の状態を知ったり、病状現象をキャッチしたりができます。
自律神経機能の程度を、東洋医学的に測定し、治療できます。
良導絡自律神経測定とは?
手足にある24ヶ所のポイントから、全身の機能を判断します。
自律神経や婦人科の機能、胃腸や肝臓の機能、ストレスなどの心の働きまで数値 化され、一人一人違う数値の結果をもとに治療できます。
良導絡自律神経測定から読み取れること
(例1)Aさん33歳(結婚歴5年)生理不順、無排卵、多膿胞性卵巣、一年前卵巣膿腫の手術後、人工授精3回行うも結果が出ず来院初診~治療中間時~人工授精後と進むにつれて、緑色のラインが上がり、赤色と青色が少なくなっています。
(例2)Bさん 40歳(結婚歴12年)
子宮筋腫、子宮腺筋症の術後、体外受精2回行うも結果が出ず、その後、子宮内膜症のため偽閉経療法中に来院 こちらも初診時~治療中間時~体外受精後と進むにつれて、緑色のラインが上がり、赤色と青色が少なくなっています。
グラフの読み方
- グラフの緑色の二本線は免疫力を表します。上にきている程良い状態(=免疫力が上がった状態)です。
- 赤色は機能の亢進状態、青色は機能の低下状態を表します。緑色のライン内におさまるのが良い状態です。
- 疲労、冷え、ストレスなど自律神経の状態がわかります。
- 平均値=元気度(代謝機能、環境の変化や刺激に対応する能力、病気に対する抵抗力やスタミナ度)
- F(足)の平均値がH(手)より高い場合は、ストレス過多